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消化器疾患患者の看護
個人と精神保健/看護師臨床指導教育


実習期間中看護師スタッフは、看護学生指導に多くの時間とエネルギーを費やしています。学生からの質問や情報に刺激を受け、学ぶことも多くありますが、臨床指導は、指導者だけでするもの、と思いがちです実習指導はスタッフ全員で、「自分と同じ職業をめざす後輩を育てる」という意識をもってかかわることが大切です。

 

看護師指導者自身が実習について把握する

臨床指導者は実習前に、看護学校の教員と話し合って、実習の目的、目標を共通理解しておきます。目的や目標、学生のレディネス(学習への準備状態)などは、学年ごとに変わっていきますが、スタッフにはカリキュラムにはつながりがあり、段階を踏んで学習すべきことを、必ず伝えます。これが、実習を円滑に進めるポイントです。

スタッフ・学生へのかかわり方

実習中は、スタッフには学生の情報を十分に伝え、できるだけ具体的なアドバイスをします。学生にかかわるうえでの疑問や不安を軽減でき、学生個人に対して、同じ方向性をもった指導ができるからです。また、@患者のケアで注意する点を質問して確認すること、A患者の状態や問題などケアの情報を共有すること、B学生指導上難しい問題は指導員や教員に手助けを求めること、を伝えておきます。また、学生からのフィードバックをスタッフに返していくことも、指導者の重要な役割です。実習を通じて、スタッフ、学生の双方が何を感じ、考えているかに注目しましょう。

 

患者さんの安全を確保するために

安全な実習を行うために学生のレディネスを理解することは欠かせません。学生が行える技術、行えない技術を把握して、その情報をスタッフと共有することが、患者さんの安全確保につながります。1年生の実習はとくに注意が必要ですが、指導にあたっては、手順、留意事項が守られているかを確認した上で看護師と一緒に実施し、けっして学生1人で実施させないようにします。2年生の後半からは担当する患者にあわせた手順、留意点がまもられているかを確認して、援助を見学または実施させます。吸引や創処置など難易度の高い援助は、担当患者の状況、学生のレディネスを加味し、そのつど医師転職、臨床指導者、病棟スタッフで相談しながら決定していくようにします。
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